リースとは、コピー機・複合機を導入する際に「資金管理の効率を良くする」ものだと考えていただきたい。
少々かいつまんで理解して欲しいポイントを抑えながら簡単に説明するぞ。
リースに最適なおすすめコピー機・複合機ランキング
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リース契約の基本
実はリースには色々種類があるのじゃが、コピー機・複合機業界で使われているリースは「ファイナンス・リース」と呼ばれるものがほとんど。ちなみにリースした商品は「物件」という言い方をするぞ。
貸し手(リース会社)が保有している物件から選ぶのではなく、借り手(ユーザー)が選んだ物件を、リース会社が代わりに購入して、その物件を比較的長期間(OA機器なら3~7年)に渡って貸与(リース)する形式になっておる。
ユーザーがリース期間中に支払うリース料金の中には、物件の購入代金、金利、固定資産税、損害保険料などの費用が含まれているため、現金買取りに比べると少し高額になることが多いぞ。
原則、リース期間中は途中で解約することができないので契約の際は注意していただきたいのじゃ。
リース対象可能物件
パソコンやコピー機・複合機、ビジネスフォンやオフィス家具などが可能じゃ。
リース物件の所有権
貸し手(リース会社)に所有権があるぞ。勝手に売却などはできないから要注意じゃ。
リースを利用する手順
まず、リース可能な販売代理店に問合せるのじゃ。今回でいうとコピー機リースを扱っているOAランドに問合せるのじゃ。
様々な見積りや比較検討をしたうえで、導入したいコピー機が決まったら、与信審査と言われる仮審査を行い、申し込みが可能かを即日~2営業日程度で結果が分かる(この段階では正式申込みとはならないので気軽に受けるとよいぞ。)
※与信が通らないとリースでの導入はできないので要注意じゃ。
与信に通過し最終確認をしたら、いよいよ本契約じゃ。
与信とは別にリース申込書を同様に記入し、郵送や手渡しで返送すれば申し込みは完了じゃ。
なお、本契約では、社判・個人印・銀行印・銀行通帳が必要となるぞ。
リース開始のタイミング
いざ、契約書を渡したとしても、実はまだリースは開始していないのじゃ。
販売店がリース申込書をリース会社に渡してから、リース会社がユーザーへ「○○という契約で間違いないですか?」と確認の電話を入れるので、それに合意してからリーススタートとなるのじゃ。
リース契約のメリット・デメリット
リース契約には、メリットとデメリットがあるぞ。それぞれを理解したうえでリース契約を結ぶ必要があるのじゃ。
【メリット】
リース契約の最大のメリットは、多額の初期費用を投じて導入する必要がないことじゃ。購入となると多額の初期費用がかかり、設備投資に大きな出費をするのは、痛手の企業も多いじゃろう。
リース契約を結んでコピー機や複合機を導入すれば、手持ちの資金をほかに充当できるわけじゃ。
また、リース契約は新しい機器との入れ替えが容易になる。耐用年数に合わせたリース期間を設定できれば、設備の陳腐化を防げるのじゃ。
ほかにも、リース契約は費用の平準化が可能になるぞ。購入の場合は、耐用年数で減価償却するため、償却すれば初期の頃ほど多くの費用がかかるのじゃ。
リース契約ならば、リース料が契約期間中は一定であるため、コストの把握がしやすい点もポイントとなるじゃろう
【デメリット】
リース契約のデメリットのひとつに、途中解約できないことがあるぞ。途中解約をするとしても、契約期間の未経過分のリース料の支払いを求められることが基本じゃ。
また、リース契約は購入と比べて支払い総額が高くなる。リース料には、機器本体の分割代金のほかにも保険料、金利などリース会社の利益が含まれるのじゃ。
初期費用を抑えて最新機種を使える反面、総額がやや割高になるのは覚えておきたいところじゃ。
機種本体に関しても所有権はリース会社にある。所有権がリース会社にあるということは、契約期間が切れたら回収されることを意味するのじゃ。勝手に譲渡したり転売したりできないので、注意が必要じゃ。
なお、リース契約のメリット・デメリットについては、以下の記事でも説明しているぞ。
コピー機・複合機をリースするメリットは何ですか?
リース契約とレンタル契約の違いは?
リース契約とレンタル契約は、似ているようで違うのじゃ。大きな違いは契約期間の違いだろう。リース契約は3年や5年、7年など長期的な契約を結ぶことがほとんどじゃ。
一方で、レンタル契約は数ヶ月程度の契約になることが多い。数日間、数週間という短期間での契約も可能じゃ。レンタル契約ならば途中解約もできるぞ。ただし、利用料金はリース料よりもレンタル料が割高な傾向じゃ。
借りれる機種はリース契約は新しいものであるが、レンタル契約では中古機種になることが多い。また、レンタル契約では借りる機種を選べないぞ。
ただし、リース契約では導入にあたり審査があるが、レンタル契約では審査がない。導入までのスピード感はレンタル契約の方があるわけじゃな。
リース契約の費用相場は?
リース契約の費用相場は、安い場合もあれば割高なときもある。リース契約の費用相場を3つのタイプ別に分けて紹介していこう。
- 安いリース料金(5名までの小規模事業者や個人事業主など):5,000円未満
- 標準的なリース料金(3~10名規模の事業者):10,000~15,000円
- かなり高いリース料金(20名以上の事業者):30,000円以上
以上のリース料金は単月料金であり、基本的には契約月数をかけると総費用がわかるじゃろう。たとえば、リース料金が5,000円で5年(60回)の契約の場合は、30万円の支払総額が目安となるのじゃ。
リース契約の費用相場については、こちらでも詳しく解説しているぞ。
コピー機リースの料金相場を教えてください
リース中の注意事項
リース物件の所有権は終始リース会社にあるから、取扱いには要注意じゃ。
保守や修理(特にコピー機のメンテナンス)はリース料金には含まれていないので、別途、保守契約などを結ぶ必要があるぞ。
災害などによる被害補償はリース会社により異なるので、契約時に確認しておくのじゃ。
リース満了後の扱い
リース会社が所有権を持っているため、返却か再リースとなるぞ。
再リースの場合は、毎月のリース料と同額または数カ月分の金額で一定期間(1年が多い)リース期間を延長するのじゃ。ほとんどの場合、再リースにせず、機器をリプレース(入替)することが多いから、リース満了後にはOAランドのスタッフに連絡すると良いぞ!
リースで騙されないためには
リースを申し込む前に必ず確認しておくことは、「見積りの料金は明確か?適正か?」ということじゃ。
単純に計算すれば、月々の支払額にリース期間(5年なら60ヶ月)を掛けるとおおよその支払い総額が分かる。そして、何がいくらでそれが正しいのかを、複数の業者に相見積りしておくことじゃ。
いくら専門的な商品とはいえ料金明細は明確に出せるので、それを出せない業者にさえ気をつければ、騙されることはまず無いじゃろう。また、本契約書に押印する前に、必ず契約内容を事前に確認することが大事じゃぞ。
一昔前は、世間を騒がせるような悪いニュースが流れていたので、リースにとても悪い印象を持っている方も多いかもしれんが、使い方を間違えなければ有益であるということは理解しておいて欲しい。特に新規オフィス開設時には有効じゃぞ。
もし分からないことがあったら、必ずOAランドのスタッフに聞いて理解しておくことじゃ。営業マンにプッシュされても必ず一呼吸置いて、賢い買い物をしてほしいのじゃ。