「ファーストコピータイム」とは、コピー複合機の電源が立ち上がっている状態で最初の印刷が出力されるまでの時間のことじゃ。
基本的にコピー複合機が新しくなると早くなる傾向があり、コピー複合機本体の印刷速度とは別の指標となる。同じメーカー内であれば機種やシリーズが違っていてもそこまで大きな差がなく、メーカー別で見ても頭一つ早いのはキヤノンだが体感速度的にはほぼ大差ないと言っていいじゃろう。
ファーストコピータイム以外の印刷待ち時間
コピー複合機は一度印刷が始まってしまえば毎分あたりの印刷スピードで印刷されるが、印刷指示を出した最初は、このファーストコピータイムに加えていくつかの待ち時間があるので合わせてご紹介しておこう。
ウォームアップタイム
コピー機がスリープ状態から復旧するまでの時間のことで、一般的なオフィスで利用している場合は大体スリープ状態になっているため、いざ印刷指示を出したときはこの「ウォームアップタイム」と「ファーストコピータイム」の時間が最初にかかることになる。
こちらも印刷速度とは別の指標で表されている。
スプール時間
パソコンから印刷指示を出した場合、通常はこの「スプール」という技術を使われるため、スプール時間というものがかかる。
これは印刷したいデータの容量やパソコンのスペック、ネットワーク環境、コピー複合機本体の性能など、多くの要素により決まるため、実際に利用してみないとどれほどの待ち時間があるのかは分からないことがほとんどじゃ。
ただ、写真などの少ないWord文書やExcelデータ程度であれば印刷ボタンを押した瞬間にスプールが終わる程度の処理速度のため、こちらもデザイン業や建築業のCAD印刷など高密度なデータでなければ深く考える必要もないじゃろう。