冬になり、室内で暖房をつけはじめてから、コピー複合機の印刷がぼけたり、用紙に黒い線が入ったり、エラーがよく出るというようなトラブルが頻発しているということはないじゃろうか。このような症状が出ている場合、結露が原因である可能性が高い。
今回の記事では、結露が原因で起こるトラブルとその対処法をまとめてみたので、お困りの方はぜひ実践してみてほしいのじゃ。
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機械に水滴、印刷が薄い…結露のトラブル例
冬期は屋外の寒さと、暖房をつけている室内の寒暖差によって結露が発生しやすくなっている。冬場、部屋の窓に水滴がついているのをよく見かけるじゃろう。同様にコピー複合機にはスキャン用のガラス面がある為、冷たいガラスと室温の温度差で、結露が発生しやすい。発生した結露を対処せずにそのまま放置していると、様々なトラブルを引き起こし、最悪の場合は故障してしまうケースもあるので、きっちりと防止していきたいところじゃ。
たとえば、以下のような問題がよく起こる時は、結露が原因である可能性が高いと考えられるじゃろう。
- 印刷がぼんやりしていたり、薄い感じがする
- 用紙に黒い線、白抜け、影が入る
- 用紙の半分までしか印刷されない
- コピー複合機にエラーが出やすい
- 紙詰まりをしやすい
これらのトラブルが起きている場合の予防法および対処法を、これからお伝えしていくのでお困りの方はぜひ参考にしていただきたい。
結露の予防法
まずは結露を予防する方法からご紹介しよう。結露を防ぐためには以下のような方法が効果的じゃ。
- コピー複合機の電源は常時ONにする
- 窓の近くにコピー複合機を置かない
- 乾燥剤をコピー複合機の用紙カセットに入れておく
コピー複合機の電源は常時ONにする
結露の発生を防ぐためには、コピー複合機本体と室内で温度差を作らないこと。最近のコピー複合機には湿気や結露防止のためにヒーターが内蔵されているものが多く、ヒーターがコピー複合機本体を温めてくれれば、結露が発生しづらくなるのじゃ。
電源を落としてしまうと、ヒーターも止まってしまうので、節電モードに設定して常時電源を入れたままにしておくのがよいじゃろう。週末や長期休暇に一度電源を落として、週始めに電源を入れなおすという際には、室内の暖房をつけるより先にコピー複合機の電源を入れておくことを推奨している。
窓の近くにコピー複合機を置かない
コピー複合機の設置場所として、窓の近くは避けた方がよい。外気温の影響を受けやすいため、夏場は温度が上がりすぎて消耗品の劣化を早める原因になるし、冬場は気温が低いせいで結露が発生しやすい環境になっている。コピー複合機の設置場所には、温度が安定していて乾燥した場所に設置しよう。
乾燥剤をコピー複合機の用紙カセットに入れておく
コピー複合機の給紙トレイに乾燥剤を入れることも結露対策になる。乾燥剤は空気中の水分を吸い取ってくれるので、結露にも効果的というわけじゃ。乾燥剤は100円ショップでも買うことができるし、お菓子の袋に入っていたものを使ってもよい。給紙トレイに乾燥剤を入れておくことで、用紙が湿気を吸って、コピー用紙が波打ったり紙同士がくっついて紙詰まりを起こしやすくなることも防げる。機械設定などの手間がいらず、お金もかからないので、気軽に実践しやすいオススメの結露対策方法じゃぞ。
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結露になってしまった際の対処法
コピー複合機に既に結露が発生してしまった場合には、コピー複合機本体を温めるために電源を入れよう。ヒーターが内蔵されている機種であれば、電源を入れただけで自然に温まって、結露は解消されるのじゃ。
またコピー複合機本体を直接ドライヤー等で温めるという手段もある。ただし、この方法はコピー複合機本体を熱しすぎてしまう危険性もあるため、機械の様子を見ながら慎重に温めるのじゃ。
コピー複合機は梅雨の湿気も苦手
今回の記事では冬に起こりがちな結露のトラブルについて解説してきたが、湿気が多くなる梅雨もコピー複合機にとっては苦手な季節じゃ。梅雨に増えるトラブルとしては、コピー用紙が湿気を含んでしまうために紙詰まりが起こりやすくなることが挙げられる。コピー複合機自体に問題はないのに、何故か頻繁に用紙が詰まって困っているという場合は、もしかすると湿気が原因かもしれないぞ。
湿気対策については『梅雨の時期になると湿気でコピー複合機の紙詰まりが起きるのですがどうしたらいいですか?』の記事に詳しい内容がまとめてあるので、ご参照いただきたい。