“好きな場所で働きたい”という希望をかなえるシェアオフィスは、年々需要が拡大している。現在は東京23区内のみでも500施設を超えるシェアオフィスが運営されており、今後も拡大傾向にあるじゃろう。
『シェアオフィスに導入するコピー複合機はどのように選べば良いですか?』でも触れているが、今回は、運営側の目線をさらに深堀りして「コインベンダーを搭載した複合機の運用」についてご説明しよう。
コピー複合機に搭載できる「コインベンダー」とは?
まず、本記事のメインテーマである「コインベンダー」が何であるかを説明していこう。
コインベンダーとは、その都度お金を投入することによってコピーやプリントができる課金装置のことで、コンビニにある複合機を想像してもらうとわかりやすい。シェアオフィスのコピー複合機にこの機能を搭載することによって、利用者がコピーやプリントをする際にその都度必要な分だけお金を支払う、課金制度の仕組みを作ることができるのじゃ。


コインベンダーはオプション機能として、新品の複合機であれば全ての機種に実装が可能となっている。
また、料金については、白黒コピー10円、カラーコピー50円のように、自由な価格設定ができ、オプションを追加すれば、硬貨だけでなく紙幣の投入やレシートの発行も可能になる。
コインベンダー経由で印刷する方法はコピーだけでなく、パソコンからの印刷やスマートフォン・タブレット、USBメモリといった様々な端末からのプリントアウトに対応していることも、シェアオフィスに導入する上でのメリットのひとつじゃな。
ただし、現金払いだからこそ、両替や領収書発行などの業務が発生することも想定される。釣り銭が不足すると機械が停止してしまうため、運営スタッフが常駐していることも導入の条件になるぞ。
コインベンダー付き複合機の運用はドロップイン制と相性◎
コインベンダーの機能については先ほど解説した通りじゃが、次はこのコインベンダー機能がどのような運営形態のシェアオフィスに適しているかを説明していこう。
コインベンダー機能の特徴およびメリットは、都度現金払いとなるため運営側で利用枚数の把握や管理をする必要がないという点じゃ。事前の利用者登録もないから、基本的にスタッフの手間がかからないことが大きなメリットとなる。
複合機をコインベンダーで運用する場合、ドロップイン(一時利用)がメインのシェアオフィスと相性が良いじゃろう。
ただし、現金払いだからこそ、両替や領収書発行などの業務が発生することも想定される。釣り銭が不足すると機械が停止してしまうから、運営スタッフが常駐していることも導入の条件になるぞ。
会員制シェアオフィスに最適なICカードオプションについては『会員制シェアオフィス用の複合機にICカードをつけることはできますか?』を参考にしていただければ幸いじゃ。
シェアオフィスとコインベンダー付き複合機の運用ポイントまとめ
最後に、重要なポイントを再度おさらいしよう。
- 都度現金払いで複合機を利用できる課金装置
- ドロップイン(一時利用)タイプのシェアオフィスに適したシステム
- 両替や領収書発行など人の手が必要な業務が発生する可能性もあり、運営スタッフ常駐が必須
この3つのポイントを踏まえて、シェアオフィスに導入すべきかを検討してみてほしい。
まだコピー複合機の種類が決まっていない人は『シェアオフィスに導入するコピー複合機はどのように選べば良いですか?』を参考にしよう。
OAランドには多数のシェアオフィスへの導入実績があり、選び方のほか、具体的な運用方法や便利機能もご紹介できるのでぜひ『無料相談窓口』からご相談いただければ幸いじゃ。