会社で使っている大きなコピー複合機から突然異音がしたら、どのあたりから異音がするかで対処方法が変わってくる。まずは異音の箇所の特定をしたうえで、以下に記載する対処方法を試してみよう。
内部パーツに不良がなければご自身でも十分に直せる可能性はあるので、参考にしていただければ幸いだ。
コピー機から異音がする時の対応チャート
コピー機から異音がしたらまず以下の4点を確認しよう
コピー複合機の異音はトナーなどの消耗品設置のタイミングで鳴ったり、用紙を補給したあとに鳴ったりする場合がある。異音対処の基本的な4項目に該当しないかまずは確認しよう。
コピー複合機が不安定な場所に設置されていないか確認しよう

まずは設置場所を確認しよう。変な段差の上に一部の脚が乗っていたり、斜めに傾いていないか再確認しよう。アジャスターがついている場合は微調整も可能だ。
トナーカートリッジを再セットしよう

トナーカートリッジが正しくセットされていないと異音が出る場合がある。そんなトナー設置位置付近から異音が鳴ったら、すべてのトナーカートリッジをセットし直してみよう。
また、中国製品などの非純正トナー(リサイクルトナーなど)を利用しているときも異音が発生するケースがあるので、使っているトナーが純正品かも一度確認してみよう。
給紙トレイを抜き差ししてみよう

用紙の給紙トレイが本体に確実にセットされていない場合や、用紙の詰め込みすぎで正常に作動せずに異音が発生することがある。すべての用紙サイズの給紙トレイに用紙を詰め込み過ぎていないか確認して、本体に確実にセットするようにしよう。
本体内部に異物や紙片があるか確認しよう

以前の紙詰まり一部が破れて内部に残っている場合や、何らかの異物が入れ混んだ場合も異音が発生するケースがある。紙詰まりを取り除いたあとに異音が鳴ったら、もう一度よく確認してみよう。
これで解決しなかった場合は、高確率でパーツの交換など専門技術者による修理が必要だ。カウンター保守契約中であれば、契約先の保守会社へ連絡し修理を待とう。
保守契約を締結していない場合、専門業者への修理サービスを検討しよう。
異音の発生箇所で原因を特定する
最後に、異音の種類と発生場所でおおよその原因は特定できるので、過去に起きた異音トラブルの事例をご紹介する。
ガガガガ…と大きな異音がする
なにかが詰まってるような、引っかかっているような異音がした場合は、ギアのかみ合わせが悪い場合がある。
用紙カセット付近であれば、用紙補充の際にうまくはまっていないことがあるので、しっかりと用紙カセットを差し直そう。
コピー複合機の内部から突然聞こえた場合は、原因特定をするよりも先にサービスマンに見てもらおう。
キュルキュル…と耳障りな異音がする
コピー機が印刷動作を始めるとどこからともなく「キュルキュル…」とか細い音が聞こえたら、ローラーの摩耗の可能性が高い。
ローラーは紙送りするゴムのような素材でできており、目で見えるところから内部奥まで様々な部分についている。
ローラーは基本的に専用の液体を使って清掃することでグリップ力を高めるのだが、古い機種や消耗が激しい場合は交換が必要な場合もあるため、サービスマンに点検・修理を依頼しよう。
ガタンガタン…と一定間隔で異音がする
コピー複合機の側面部分から一定間隔で「ガタンガタン…」と異音がしたら、定着ローラーが変形している可能性がある。
外部からの圧力に弱いため、ちょっとした力が加わるとすぐにヘコんでしまい、そのヘコみが作動時にぶつかることで異音がなるのだ。
この場合はパーツの交換が必要になり、ご自身では入手も交換も難しいためサービスマンに修理を依頼しよう。
ゴォォォ…と背面から大きな異音がする
背面のパネルを開けた基板周りから異音がする場合は、放熱用のファンが劣化している可能性がある。
サービスマンによる点検とパーツ交換が必要なので、ご自身で操作せずにサービスマンを派遣しよう。
異音のスポット修理費用相場:50,000円~200,000円(症状により大幅に異なる)
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