業務用のコピー複合機を利用していると、突然操作ディスプレイにエラーが表示されることがある。
紙詰まりやトナー切れなどが代表的なエラーメッセージだ。エラーメッセージの場合はその表示に従うことで解決できることが多いが、内部的な故障が起きた場合はエラーコードが表示される場合がある。
今回はエラーコードが表示された場合の対処方法をご紹介するので、もしこれらの表示で悩まされていたら解決の参考にしていただければ幸いだ。
コピー機のエラーコードが表示された場合のYes/Noチャート
エラーコードが出た時にまず最初にやることは電源ON/OFF
どのコピー複合機でも共通する作業は、まず主電源のON/OFFだ。低確率ではあるが、これで復旧することもあるのでまず試そう。
機種により異なるがシャープのコピー複合機を例として以下のような手順で主電源のON/OFFを行おう。
コピー複合機本体のフロントパネルを開ける

主電源のスイッチを切る

※フロントパネルを開ける以外にも側面や背面などに隠れている場合があるので注意しよう。
1分ほどしてからスイッチを入れ直す

※電源ボタンの近くに「保温ヒーター」のスイッチがある場合がある。このスイッチは常にオンにしておこう。
エラーコードが表示されるか確認する
これで解決しなかった場合は、高確率でパーツの交換など専門技術者による修理が必要だ。カウンター保守契約中であれば、契約先の保守会社へ連絡しエラーコードなどの症状を伝えて修理を待とう。
コピー複合機のよくあるエラーコード一覧

以下にOAランドでも取扱いの多いシャープ複合機を例として、お問い合わせの多いエラーメッセージとその症状・解決策などをご紹介する。
H5-01
- エラーコード:H5-01
紙詰まり関連で起こるエラーコード。
詳細の対処方法は『コピー複合機でエラーコード「H5-01」が表示された場合はどうしたらいいですか?』でご紹介している。
L4-06
- エラーコード:L4-06
内部パーツ(転写ユニット)関連のエラーコード。
詳細の対処方法は『コピー複合機でエラーコード「L4-06」が表示された場合はどうしたらいいですか?』でご紹介している。
H3-00、H3-01、H3-02
- エラーコード:H3-00
- エラーコード:H3-01
- エラーコード:H3-02
内部パーツ(定着器)関連のエラーコード。
詳細の対処方法は『コピー複合機でエラーコード「H3-00,H3-01,H3-02」が表示された場合はどうしたらいいですか?』でご紹介している。
C4系
- エラーコード:C4-00
- エラーコード:C4-02
- エラーコード:C4-03
- エラーコード:C4-10
- エラーコード:C4-20
内部パーツ(TPC)関連のエラーコード。
詳細の対処方法は『コピー複合機でエラーコード「C4-XX」が表示された場合はどうしたらいいですか?』でご紹介している。
F2系
- エラーコード:F2-64
- エラーコード:F2-65
- エラーコード:F2-66
- エラーコード:F2-67
- エラーコード:F2-70
- エラーコード:F2-71
- エラーコード:F2-72
- エラーコード:F2-73
トナー系のエラーコード。
詳細の対処方法は『コピー複合機でエラーコード「F2-XX」が表示された場合はどうしたらいいですか?』でご紹介している。
エラーコードはほぼ自分では直せない
なお、ここまでご説明しておいてなんだが、コピー複合機でエラーコードが出てしまった場合、ご自身での修理はまず不可能だ。
パーツの誤作動などで電源再起動で運良く動くこともあるが、復旧する確立は気休め程度。素直にメンテナンスを依頼しよう。
カウンター保守契約などの保守サービスに加入している場合、無料で訪問修理が可能だが、そうでない場合は専門の修理サービスに依頼しよう。










