「安かろう悪かろう」とはよくいうが、業務用コピー機・複合機には保守料金というランニングコストがあるため、パッと見は安く見えても、実は後々高い支払いが発生するケースもある。
そのあたりを踏まえて激安コピー機のリスクやデメリットを解説するのじゃ。
おすすめコピー機・複合機 人気ランキング
[drcopy_block_0]
激安コピー機のリスクやデメリット
保守料金が高い
コピー機本体が相場から見てかなり安い場合、よほどの理由が無い限りはカウンター保守契約などのランニングコストが相場よりも高いと思っていただいた方が良い。
保守契約について詳しくは『保守契約とは何ですか?コピー機導入時には加入しなければいけませんか?』を確認しておこう。
カウンター保守契約などは毎月支払いが発生するため、コピー機を使い続ける限り料金がかかり続ける。ランニングコストはまずホームページなどでに掲載されていないので、何社か見積りをとって相場を確認したうえで判断しよう。
修理できなくなる
コピー機・複合機の保守メンテナンスには、実は期限がある。
メーカーやモデルにより異なるが、基本的に「販売終了から7年程度」で部品の製造・供給が終了してしまうのだ。部品の供給が終わった場合、コピー機のパーツ交換ができなくなるため保守契約に加入していたとしても、修理はできなくなる。
特に中古コピー機に多いが、定価の1/10以下の料金である10万円以下の激安価格で販売しているコピー機は、特に古いモデルが多いので製造終了時期に注意しておこう。
蛇足だが、既に利用しているコピー機の部品供給が終了する場合、終了時期の3ヶ月前程度には保守契約を結んでいる会社から終了のお知らせが入るのが一般的じゃ。
パーツが消耗している
中古コピー機・中古複合機は、当然前オーナーがどういった使い方をしていたかによりある程度の当たり外れが出てくるが、その一つの基準として、一般的な企業に多く導入されているコピー機・複合機の耐久性は、「総印刷枚数10万枚」という数字になる。
車のように、高価なパーツを交換する必要は無いが、10万枚を超えると「けっこう使っている」部類に入る。
激安コピー機ともなれば、印刷枚数がこの10万枚を超えているという理由で安くなる場合もあるため、その場合はパーツの消耗頻度は高く、紙詰まりや故障の原因にもなり、修理の頻度が多くなるだろう。
OAランドのように自社で修理ができる会社なら、出荷時にパーツ交換や厳重な検品体制を実施する会社もあるが、他社に委託している場合などはあまり期待しない方が良いだろう。
逆に激安コピー機でも以下の場合は、リスクやデメリットは少ない。
リスク・デメリットの少ない激安コピー機とは?
アウトレット品や型落ち品の場合
いわゆるワケあり品。在庫戻りや展示処分などは見た目に小さな不備があったり、付属品が無い、少しだけ使ってるなどの理由があるが、どれも実用上は問題ないだろう。
この場合の激安コピー機は、本当にお得な可能性が非常に高いので見つけたら要チェックじゃ!
大量在庫品の場合
いわゆる過剰在庫品。OAランドのように自社に倉庫がある会社でなければできないが、「仕入れたはいいが在庫がありすぎる」時に数を減らす目的で安くする。
大量在庫品による激安コピー機も、お買い得のケースが多いので要チェックじゃ!
セール期間(特に決算期)
問答無用、誰が見ても安いセール品ならお得になっている。特に決算期は各社在庫処分で通常価格よりも安くなっているケースが多いので、チャンスがあればチェックしておこう。
ただし、年中同じような内容で「セールをしているフリ」の場合もあるので注意は必要じゃ。
特に理由も無く激安価格で販売している会社はそう多くない。目先の価格にまどわされることなく、しっかり見積りを取り複数比較することが重要じゃ。