コピー複合機における一般的なリースとは、中途解約ができないファイナンシャルリースという分類になっていて、契約上、リース期間満了後はコピー複合機を返却しなければならない。
今回は、リース期間は終わったあともオフィスでコピー複合機を使い続けたいという場合に、「同じ機種を再リースするのか」「新しい機器に買い替えるのか」という、選択肢とそれぞれのメリット・デメリットをご紹介するので参考にしていただければ幸いじゃ。
リース期間満了後は「再リース」or「買い替え」の二択
リース満了後もコピー複合機を使い続けたい場合、基本的に「再リース」か「買い替え」のどちらかを選ぶことになる。
今から、それぞれについてメリット・デメリットを交えて詳しく解説をしていく。
「買い替え」について
買い替えというのは、今まで使用してきたコピー複合機を返却したあと、新しい機種を新たに導入することじゃ。
導入する際はリース契約でも現金買取でもまた自由に選ぶことができる。
今回の記事では「買い替え」=「新たにリース契約をする」と定義して話を進めていこう。
買い替えのメリット
買い替えのメリットとして挙げられる点は以下の2点じゃ。
- 最新機能のものが手に入る
- ほとんどの場合、これまでよりカウンター料金が抑えられる
まず、コピー複合機のリース期間は5~7年とされているから、今あなたの手元にある機種も当然それくらい昔の製品ということになる。
コピー複合機は日々進化しているから、5年以上前の機種と最新型の機種を比べたら、同価格帯の製品であってもほぼ間違いなく高性能になっている。
立ち上がりの軽さや印刷の速度など基本的な性能の向上はもちろん、これまで使用していたコピー複合機にはなかったような便利な機能が追加されている場合も多い。
たとえば、最新型のモデルでは大抵がパソコンやタブレット、スマートフォンといった外部機器との連携が可能になっていて、USBメモリーからデータの移行が出来たりするぞ。
それに、コピー複合機のカウンター料金の相場は年々値下がりしているから、大抵の場合はカウンター料金がこれまでよりもぐんと下がる。
買い替えのデメリット
買い替えのデメリットとしては以下の2点に注意しよう。
- 再リースと比べると支払金額が高くなる場合が多い
- 初期設定をしなおす必要がある
買い替えは再リースよりも支払額がまず間違いなく高くなる。
コピー複合機のランニングコスト(維持費)の内訳は「カウンター料金(印刷代金)+本体代(リース代)」になっておる。
メリットとして挙げたようにカウンター料金は安くなるが、本体代(リース代)は新たにリース契約を結ぶため、どうしても再リースよりは高くなってしまう。
そして新しい機種に買い替えると、社内パソコンとの接続など、またイチから初期設定をすることになる。大抵は業者が設定までやってくれると思うが、これまでとは操作方法が変わったり、慣れるまでは少し面倒に感じてしまう部分もある。
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再リースについて
再リースとは「リース終了後にまた同じ製品でリースを延長すること」じゃ。
今まで使ってきたものと同じコピー複合機を引き続き使い続ける上でのメリットとデメリットをご紹介しよう。
再リースのメリット
再リースのメリットは以下の3点が挙げられる。
- リース代金がこれまでの約10分の1になる
- 1年単位で気軽に契約できる
- 搬入や初期設定など面倒な工程が不要
再リースではなんとリース代金がこれまでの10分の1程度になり、たった1ヶ月分のリース代金で1年間利用できる点が最大のメリットじゃ。
なぜこんなに安くなるのかというと、初回のリース期間満了を迎えた時点でリース会社側は既に本体価格の元はとれている。だからその後は格安で使い続けてもらっても、リース会社的に損はないということじゃな。
なお、安くなるのはリース代金のみで、カウンター料金と保守会社は従来の契約から変更することは出来ないぞ。
ちなみに、再リースの場合は1年単位での契約になる。
そのため「いずれは買い替えをするつもりだけど、今は忙しいし、とりあえずもう1年だけ今の機種を使おう」というような時に、1年だけ再リースを契約するのも選択肢としてはアリじゃ。
もちろん1年ごとに更新していって、長期的に使用し続けることもできる。
今まで使ってきた物をそのまま使い続けるだけだから、搬入や設定などをしなくていいところもメリットの一つじゃな。
再リースのデメリット
再リースのデメリットは以下の通りじゃ。
- 古い機種なので経年劣化により不具合が生じやすい
- パーツ供給終了につき故障時の修理が受けられなくなる可能性がある
- カウンター料金が割高(従来の料金から変更できない)
再リースはこれまでのコピー複合機を引き続き利用するという契約なので、当然じゃが古い機種を使い続けることになる。
現在販売されている最新モデルと比較すると性能が劣ることは否めないし、そこに経年劣化が加わって不具合も生じやすくなる。
それに、コピー複合機の修理用パーツの供給期間は販売終了から約7年と言われていて、この期間を過ぎるとパーツの供給が難しくなるんじゃ。
つまり、どこか故障しても修理することが出来なくなるので、その場合は契約期間中であっても否応なしに新しいコピー複合機に入れ替えることになる。
この場合、先払いした1年分の契約料金は返金されないので注意が必要じゃ。
またコスト面では、リース料金は安くなるけれどカウンター料金はそのまま…ということにも注意してほしい。
コピー複合機のカウンター料金相場は年々低下しているので、相対的にやや割高な料金を払い続けることになるじゃろう。
カウンター保守契約の場合は、メンテナンスサービスを実施する保守業者も変更することが出来ないので、対応が雑だったり遅いという不満を持っていてもそのままその会社と付き合い続けることになるぞ。
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「買い替え」「再リース」どちらを選ぶか まとめ
ここまで「買い替え」と「再リース」の特徴をまとめてきたが、それぞれにメリットとデメリットがあるから、どちらが絶対におすすめ!と言い切ることは出来ない。
単純に費用総額でいうなら、再リースの方が安く済むケースのほうが多い。
先ほどお話しした通り、再リースであればこれまでの約10分の1という破格のリース代でコピー複合機を使用できるのが大きな理由じゃ。
また今まで使ってきたコピー複合機を引き続き使い続けるので、搬入や初期設定といった面倒な手間がかからないところもポイントとなる。
一方で、買い替えは再リースよりも多少高くつくものの、最新機種ならではの便利な機能が搭載されていたり、性能自体が向上していて使い勝手は格段に良くなるぞ。
「予算的に最新モデルは難しそう…」とお考えかもしれないが、いざ見積りを見てみたら思ったよりも安かったというケースもよくあるので、まずは複数社から相見積もりを取ってみることをおすすめする。
コピー複合機のカウンター料金の相場は年々低下しるため、トータルコストで考えた場合、大抵の場合はこれまでよりも安くなるという結果になるが、リースは新製品に買い替えるタイミングのみカウンター料金の見直しができるので、このタイミングで総見積もりやカウンター保守料金の見直しなどを行えれば、かなりお得に最新型コピー複合機を使用できるぞ。
リース終了時は経費削減のチャンスでもあるので、まずは相見積もりを取りながら費用計算してみてはいかがじゃろうか。
もっと具体的に機種や料金の比較をしてみたいという人や、判断に迷っているという人はぜひ『無料相談窓口』にご相談いただければ、コピー機のコンシェルジェがあなたの状況や希望に沿った適切なアドバイスと合わせて最適なコピー複合機を選定してくれる。
